ファームキャニングは、畑や食を通じて「自然ともう一度つながる」きっかけをお届けしたいと考えています。
その想いを支えてくださっているのが、自然の循環を大切にしながら、農業や水産業、林業などに携わる生産者のみなさんです。
このコラムでは、私たちが出会ってきた生産者さんの想いやものづくり、そして自然との向き合い方をご紹介していきます。
私たちが惹かれた人や、その土地ならではの風景、ものづくりへの想いをお届けしながら、食と自然のつながりを感じていただけたら嬉しいです。
柿右衛門農園・農園主の柿田さん/神奈川県藤沢市で、夫婦で営む循環型農園。農薬や化学肥料を使わず、自然の力を活かした土づくりを大切にし年間50種類以上の旬の野菜や米を栽培。固定種や在来種の栽培・種取りにもこだわった野菜作りに取り組んでいます。@kakiemonn_farm
はじまりは、「お化け小松菜」でした。
私たちが柿右衛門農園さんと出会ったきっかけは、ファームキャニングの卒業生からの紹介でした。
当時、「小松菜のジェノベーゼ」をつくるための小松菜を探していた私たちに、「柿右衛門さんのところに、お化けみたいに大きく育った小松菜があるよ」と声をかけてもらったのです。
そうして届いたのは、立派なお化け小松菜。
実は柿右衛門さんは、初めて取引をする相手に、規格外ともいえる大きな小松菜を送ることに少し抵抗があったそうです。
でも私たちにとって、その小松菜は「困った野菜」ではなく、「ぜひ使いたい野菜」でした。
小松菜をジェノベーゼに加工してお届けすると、とても喜んでくださり、その出来事をきっかけに交流が始まりました。今では季節ごとに、さまざまな野菜を届けていただいています。
2020年ごろ。鎌倉のスパイス商のバラッツさんとのコラボカレーペースト作りのため柿右衛門農園へ訪問しました。
今では看板商品となったファームキャニングの GREEN GREEN コマツナ(小松菜のジェノベーゼ)
野菜づくりは、土づくりから。
そんな柿右衛門農園の農園主・柿田さんは、土壌マイスターの資格を持つ、土づくりのスペシャリストでもあります。
可能な限り自然の仕組みを活かしながら、固定種・在来種を中心に年間50種類以上の野菜を露地で栽培し、「心がほっこりする野菜を届けたい」という想いで日々畑と向き合われています。
ファームキャニングの「畑のワインクラブ」では、2025年、2026年と講師を務めていただきました。
「土って何?」「野菜にとって良い土とは?」
そんなテーマから始まり、実際に畑の土を掘ったり、畑を歩きながら土の状態や水はけ、草が生えている理由を読み解いたり。
普段何気なく見ている畑も、土の見方を知ることで、まるで違う景色に見えてきます。
そして何より印象的なのは、土のことを話す柿田さんの表情です。
難しくなりがちな土の話も、生き生きと楽しそうに話してくださる姿に、私たちも毎回引き込まれてしまいます。
畑のワインクラブでの様子
フィールドワークでは実際に畑の土の状態を観察しました
野菜には、いろんな表情がある。
柿右衛門農園には、こんな言葉があります。
「きれいに結球した白菜だけが白菜ではない。」
間引きした小さな白菜も、結球しなかった白菜も、菜の花になった白菜も、それぞれに違ったおいしさがある。
野菜には、一つの正解ではなく、いろいろな表情があること。
その時、その時の一番おいしいところをいただくこと。
そんな考え方に触れるたび、私たちは最初に出会った"お化け小松菜"のことを思い出します。
一見すると規格外。でも、見方を変えれば、それも野菜の個性であり、おいしさのひとつ。
野菜を育てるだけでなく、その野菜が持つ魅力や背景まで伝えてくれる柿右衛門農園。
食卓に並んだとき、心がほっとする野菜には、そんな畑で育まれた物語が詰まっているのだと思います。
<お誘い> 湘南のめぐみを味わうApéro
そんな柿右衛門農園さんのお野菜をたっぷり使った、湘南のめぐみを味わうApéroのお誘いです!
夕暮れのアペロタイムに、湘南の旬とワインが出会う特別なひととき。
20名限定の小さなテーブルで、つくり手の想いに触れながら、湘南の恵みを五感で味わうひとときをご一緒しませんか。
■イベント概要
◎日時
・7/10(金) ①18:00~19:30
・7/11(土) ①16:00~17:30 ②19:00~20:30
◎場所
・湘南T-SITE P1駐車場内
◎参加費
5,500円(税込)※ファームキャニングのびん詰めのお土産付き
◎定員
各回:20名
■メインメニュー(各皿、お野菜デリが2種類つきます)
◎手作りモッツァレラチーズ/@latteria_bebe
鎌倉ラッテリアBebeのミルク感の強いモッツアレラチーズと、野菜のマリネなどを添えた前菜の一皿。
◎マグロのタルタル/@misakimegumi
三崎恵水産の新鮮なマグロを、醤油ではなくオリーブオイルやイタリアの魚醤コラトゥーラと夏野菜でワインにあうタルタルに。
◎ブータンブラン/@purefarm.inc
柑橘の皮がほんのり香る白いソーセージ。フランスでは特別な日に食べられるごちそうです。
夏野菜のサルサや付け合わせの野菜との組み合わせとともに、ワインをお楽しみください。
▪️サラダ
◎柿右衛門農園の畑のサラダ/@kakiemonn_farm
グリーンたっぷりの採れたて野菜のサラダと、塩麹と野菜のバーニャカウダソース。

