突然ですが、みなさんのお家にひな人形はありますか?
私は三姉妹だったので、実家にいた頃は毎年母がひな人形を飾ってくれていました。
3人写ってる写真が見つけられなくて、私と真ん中の妹。
こちらは祖母の家のお雛様
実家を出てからひな人形とは疎遠になっていたのですが、ひょんなことから小さなお雛様を譲り受け、初めて自分で飾ってみました。
全く見覚えのなかった立ち姿のひな人形。母がお誕生日にもらったものだったそう。
自分で準備をしてみると、ふと「そもそも、どうして人形を飾るんだろう?」という疑問が湧いてきました。
そして、そのルーツを辿ると、今とは少し違う姿が見えてきました!
形を変えてきた「願い」のかたち
ひな祭りのルーツは、古代中国から伝わった「上巳(じょうし)の節句」にあります。
かつては、紙や草で編んだ「人形(ひとがた)」で自分の体をなで、厄や穢れを移して川へ流す「流し雛」という行事でした。
この切実な「お祓い」の儀式に、平安時代の貴族の子どもたちが楽しんだおままごと「ひいな遊び」がミックスされ、さらに江戸時代に入り、幕府が「五節句」のひとつとして定めたことで、今のひな祭りの形へとつながっていきました。
時代とともに豪華な「飾るもの」へと進化しましたが、ひな人形には今も、子どもの災厄を一身に引き受ける「身代わり」としての意味が込められています。
いつ出して、いつしまう? ―目安とタイミング
自分で飾るようになると気になるのが、出す時期としまう時期。
厳格な決まりはありませんが、季節の節目を感じるこんな目安があるそうです。
出す時期:立春(2月4日ごろ)を過ぎてから 節分で豆まきをして厄を払った後、春の訪れとともに飾るのがベストタイミング。遅くとも、2月中には出してあげたいところ。
しまう時期:3月中旬までの「晴れた日」に 「3日を過ぎたらすぐ!」と焦らなくても大丈夫。節句が終わってからお天気が良く湿気の少ない日を選んで片付けましょう。お人形に湿気を残さないことが、長く大切にするコツです。
小さな守り神に見守られて
そう考えると、ひな人形は単なる季節のインテリアではなく、かつて川へ流した人形がそうであったように、持ち主の健やかな成長を静かに祈り、守り続けてくれる存在なんですね。
「今年もよろしくね」「守ってくれてありがとう」 そんな気持ちでお人形に向き合うと、いつものひな祭りが少し特別なものに感じられるかもしれません。
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